小泉進次郎農水相は、JA全中が東京・大手町の本部ビルを一部売却する方針に対して、「農家が東京の一等地にビルを持つことを望んでいるとは思えない」と発言し、JA組織の在り方に疑問を呈しました。これは、システム開発の失敗で200億円規模の損失を出したJA全中が、その穴埋めのために所有フロアを不動産投資信託(REIT)に売却しようとしている件に関するものです。
JAがビル売却。なんで東京にビルなんか持ってたの?ってそりゃ金余り以外に理由はない。
小泉農相「農家は東京にビル求めず」 JA全中の山野会長と面会意向 – 日本経済新聞 ChprPvww9
— 中嶋よしふみ@Yahoo!ニュースに配信する編集長📚️専門家向け執筆指導✏️保険を売らないFP💰 (@valuefp) June 19, 2025
小泉農相は農協の本来の役割を「農家にできるだけ安く資材を供給すること」と位置づけ、ビルの所有よりも現場支援を優先すべきだと指摘しました。こうした姿勢は、既得権益にしがみつく農協の構造を変える意志の表れといえます。

小泉進次郎氏 自民党HPより
また、小泉農相は就任直後から備蓄米の随意契約による放出を打ち出し、従来の高値入札方式を廃止しました。これにより、安価な米が小売店に供給され、全国的な米価の引き下げに貢献しています。この方針転換は財務省との連携に基づいたものであり、旧態依然とした農水省やJAの抵抗を乗り越えたものです。
小泉農相のスピード感、陰に財務省の「田植え」 備蓄米の随意契約(日経)GZQqbQwfJ農林水産省幹部「財務省に随意契約を打診してきたのに、はねられてきた」財務省側「随意契約でやれと言ったのは財務省の方が先だ」「小泉氏になるまで農水省が抵抗していた」――Z旗を掲げ。 pic.twitter.com/UUBmjqhIUV
— 滝田洋一(Yoichi TAKITA) (@takitanufs) June 15, 2025