ここからが本題だが、ゴロタ場でのアサリ探しに筆者が特に注目すべきこと、それは若干の泥が多めの砂泥に大~小の岩が点在し、アオサやワカメなどの海藻類が生えている事。これがアサリの隠れた激熱スポットを見つけ出すカギである。
何故、こういった場所にアサリが多くいるのかというと第一にとにかくアサリにとって最高の環境だからである。
海藻類が多い砂泥地のゴロタ場には前述のとおりアサリの餌となるプランクトンなどの栄養が非常に多く、昨今アサリへの食害で被害が多く出ているアカエイやクロダイなどの天敵からも身を隠しやすく更に、人の手も入りにくいなどアサリ達からすると楽園のような場所なのである。

砂に埋まっている石をどかす
こういった場所でのアサリを探しには、干潟や砂浜などと比べ少し工夫と体力が必要になる。
大小様々な岩が点在する場所では、いきなり掘り始めようにもある程度アサリが潜む場所の目星を付けなければ、闇雲に岩をひっくり返しても体力を使い疲れるだけだ。
そこで、最初の一堀をしようという時に意識したいポイントがある、それは岩や海藻に囲まれている中でも若干の砂が出ている場所だ。

ゴロタ場の中に砂が出ている場所を見つけたらまずは、近くにある動かせそうな岩をひっくり返してみよう。アサリは埋まっている岩の隙間やその周りに潜んでいることが多く、運がいいと岩をどかしただけでアサリがボロボロと出てくることがある。
岩をどかしたら今度は少し周りを掘ってみよう、もしアサリが出てきたらドンドン周りを掘り進めてみることをオススメする。アサリは集団で固まっていることが多く、1つ出てくれば次から次へと出てくるかもしれない。
