対策は追いつくのか

 もちろん、各国も手をこまねいているわけではない。英国政府は少なくとも2023年にはAIハッキング攻撃の危険性を認識しており、対策を進めている。国連もAIソフトウェア開発の段階から、悪用を防ぐための安全対策ツールを組み込むよう強く求めている。

 一方で、AIはテロ対策においても強力な味方となりうる。軍や諜報機関、法執行機関がAIを活用することで、脅威を未然に防ぐ助けになることも事実だ。

 テクノロジーの進化は、光と影、両方の側面を持つ。私たちがAIとどう向き合い、そのリスクをいかにコントロールしていくか。今、重大な岐路に立たされていることは間違いない。

参考:Daily Star、ほか

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