南米アルゼンチンで、同国版ビッグフットとも呼ばれる未確認生物「ウクマル(Ucumar)」らしき姿がカメラに捉えられ、大きな話題を呼んでいる。この映像は、ウクマルを専門に調査する研究グループによって公開されたものだ

伝説の獣人「ウクマル」とは何者か

「ウクマル」は、Ucu(ウク)やUcumar-Zupai(ウクマル・ズパイ)とも呼ばれる、アルゼンチンやチリのアンデス山脈周辺に棲むとされる獣人型の未確認生物だ。その存在は北米のサスカッチ(ビッグフット)やヒマラヤのイエティ、オーストラリアのヨーウィーとしばしば比較される。

 伝承によれば、その特徴は以下の通りだ。

** ・身長 ** :約150cmから210cmほど。 ** ・外見 ** :全身が分厚い毛で覆われ、小さな目に巨大な手足を持つ。目撃者によっては「熊と人間のハイブリッド」のようにも見えるという。 ** ・食性 ** :キャベツに似た「パヨ」という植物を好んで食べる。 ** ・鳴き声 ** :「ウフ、ウフ、ウフ」という特徴的な声を発する。著名な動物学者のイヴァン・T・サンダーソンは、この鳴き声が1924年にサスカッチに誘拐されたと主張した男性の証言と似ていると指摘している。

野原を爆走する“黒い影”の衝撃映像!アルゼンチン版ビッグフット「ウクマル」か?の画像2
(画像=画像は「Cryptid Wiki」より)

「あれは何?」撮影者も絶句した謎の訪問者

 今回話題となっている映像は、ある女性が自宅の裏庭から撮影したものだという。その視線の先、約90メートル離れた野原を黒くて大きな人影のようなものが猛スピードで駆け抜けていく。

 そのあまりの速さと奇妙な姿に、撮影者も「あれは何? 人なのかしら…」と困惑の声を漏らし、「なんてこと、すごく速いわ」と驚きを隠せない様子だ。不気味な訪問者は、あっという間に画面から姿を消してしまう。