私たちが目指すのは、「削るための改革」ではありません。「守るための選別」です。

・軽症・市販薬対応の医療への保険適用の見直し ・後期高齢者医療制度における窓口負担の引き上げ、高額療養費制度における外来上限の撤廃 ・いわゆる「終末期医療」への保険適用範囲の議論

ほんの一例ですが、まずこれらを進めなければ、医療制度そのものが崩壊してしまうでしょう。

医療の現場を守ることもできず、未来の子どもたちに持続可能な社会保障を引き継ぐこともできません。

選挙を恐れて、業界団体やマスコミからの批判を恐れて、多くの政治家はこの事実に正面から向き合うことをしてきませんでした。

今、誰かが「もうこのままではもたない」と声を上げなければ、日本の医療制度は静かに、確実に崩れていきます。

国民皆保険を本当に守るためこそに、「本当に必要な医療・保険サービスと、そうでないもの」を峻別する政治的決断が求められています。

私はこの夏、「社会保障制度改革」「社会保険料の引き下げ」を掲げ、選挙で皆さまに是非を問うつもりです。

それは現役世代を守るだけでなく、未来の医療を、社会そのものを守るためでもあります。

編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2025年6月日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。