やがて足元まで潮が上がってきたのでヘチ狙いに。大きい石の陰や石の隙間、水深40cm前後を探っていく。すると石裏でシモっているウキがフワッと上昇。

様子をうかがっているとポコッ、ポコッと沖へ移動。やがて水中深く消えていった。ウキが完全に見えなくなるのを待って静かに竿を上げると、ゴツン、ゴツンとした手応え。すぐに絞り込まれ強く引き込む。

走らないので本命と直感。竿でいなして取り込むと、長いハサミを振り上げて鉛色のエビが登場。体長8cm、ハサミの部分を含めると15cm以上あるので良型の部類だ。ガッチリとハリ掛かりしており、ハリを外す時に暴れられて大変だった。

ゲストのアタリも増える

その後も同じポイントで、体長5~6cmのオスばかり3尾連釣。しかし、あとが続かず、チチブなどハゼの仲間のエサ取りが多くなる。

本命が釣れないので、10時過ぎにデイキャンプ場前の木の下に移動。ヘチの石の間を探ると体長3~5cmの若い個体がぽつぽつと釣れた。

しかし、食いが浅いようで、ハリ掛かりしても水面上でばらしてしまう。数は伸びず蒸し暑くなってきた11時過ぎに納竿した。

新左近川親水公園のテナガエビ釣りで15尾手中【東京】15cm超えの大型オスも登場デイキャンプ場前(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

最終釣果

釣果は体長3~8cmテナガエビ15尾。ゲストのハゼの仲間は多数。6月のシーズンを前にして良型も登場し、まずまずの釣果に満足できた。

今後はテナガエビとともにデキハゼ(10cm以下のマハゼ)も楽しめる。当日は竿を出せなかったが、中左近橋下、駐車場前のワンドも実績ポイント。

この新左近川親水公園は、駐車場や売店、トイレ、デイキャンプ場、カヌー場などの施設が揃っている水辺のレジャースポット。ファミリーや友だちとのんびり釣行するのにもってこいの場所だ。

新左近川親水公園のテナガエビ釣りで15尾手中【東京】15cm超えの大型オスも登場大小のエビと遊んだ(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年6月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。