何もしなければ100%やってくるネガティブな未来を迎えることになる。それなら、目先の少ししんどいことでも、必要だからやる方が、結果的に『気持ち』は楽になる。

そしてやる以外の選択肢がないなら、いい部分だけを見て自分を楽しませて頑張る。このくらいの感覚で取り組んでいる人が多いのではないかと思う。

筆者は家族旅行で宿泊先のホテルのジムで体を鍛えるが、どのジムも必ずと言っていいほど、朝イチから運動をする人がいる。彼らも心から楽しんでいるのではないだろう。「仕事や運動を頑張る人はやる気が違う」と考える人は認識が間違っている。彼らとてやりたくてやっているわけではないのだ。

やる気はいらない。必要なのは必要性の見極めと習慣化だけである。必要なことを毎日続ければ、自然に継続でき、続ければどんな仕事や活動も熟練していく。熟練して結果が出れば興味がない対象でも楽しくなっていくのだ。人と差がつく最大の要因は、『やる気』ではなく『必要性』を起点にできるかどうか。その一点に尽きるのだ。

 

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