決定的証拠か、ただの岩か。問題の画像を検証する

 ブランデンバーグ博士の説を裏付けるかのように、UFOハンターたちは火星で発見された数々の不可解な「物体」を指摘してきた。そして今回、火星での活動1448日目に探査機キュリオシティが撮影した画像が、その議論に新たな火をつけた。

 公開された画像には、地面に半分埋まった「岩」が写っている。しかし、その形はあまりにも不自然だ。周囲の丸みを帯びた岩とは明らかに異なり、シャープな角と直線を持ち、まるで誰かが意図的に切り出したかのように見える。

※オリジナル画像 http://mars.jpl.nasa.gov/msl-raw-images/msss/01448/mcam/1448MR0071730320703086E01_DXXX.jpg

 UFOハンターたちは、これを石材加工の技術を持った文明の痕跡だと主張する。NASAが公開した元画像を詳しく見ても、この物体の周辺には、これほどはっきりとした角を持つ岩は見当たらない。これは、この物体が人工物であることの証拠なのだろうか。

 我々が見ているのは、風が生んだ単なる偶然の一致か。それとも、ついに我々に見つけられた文明の断片なのか。火星の本当の秘密は、まだカメラの死角に隠されているのかもしれない。

参考:The Ancient Code、ほか

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