続けてゆっくりと水中を横移動するアタリを取ると、コツコツとした感触。竿から重みが伝わり完全にハリ掛かりしたのがわかる。エビに違いないと思い、慎重に抜き上げる。
すると両腕を大きく広げ、尻尾をばたつかせた飴色の物体が出現。体長6cm、全長12cmのハサミの長いオスで、脱皮したばかりの個体のようだ。がっしりとハリ掛かりしており、挟まれないようにハリを外すのに苦労した。

曇天時や朝マズメが狙いめ
9時過ぎ、晴れて風が吹きだすと波立ってきたので、水深50cmに満たないヘチの石の間を探る。するとアタリがひん繁に出てハゼの仲間のチチブやクチボソに交じって体長4~6cmがぽつぽつと釣れた。
10時過ぎ、アタリが遠くなったので納竿。釣果は体長4~6cmテナガエビ12尾。このうち抱卵したメスがほとんど。そのほかクチボソとチチブが多数だった。

手賀沼公園のテナガエビはまだはじまったばかり。これから梅雨に入ると数・型ともよくなってくるので今後が楽しみだ。曇天時や朝夕マヅメが狙いめ。
なお、同池のテナガエビは放射線の問題があり食用に適さないので、リリースを前提に楽しみたい。
▼JR常磐線我孫子駅南口から徒歩約10分。車はR6~R356~公園坂通り利用で手賀沼公園へ。車は常磐道柏IC~R16~R6を取手方面へ。台田信号を右折し突き当たりの信号を左折。手賀沼ふれあいラインを東進し手賀沼公園駐車場(50台収容6時~21時30分)へ
<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>