この状況を打破すべく、特別登録期間内の6月4日にガンバ大阪からDF江川湧清を完全移籍で獲得。対人の強さが武器の江川は、2019~2022シーズンにも長崎でプレーしている。

さらに、J2屈指のサイドアタッカーで怪我から復帰組のMF笠柳翼やMF松澤海斗らのコンディションが徐々に上がっていることも、昇格圏内にジャンプアップする好材料といえる。下平隆宏監督がどのような方策を講じるのか注目だ。


ジュビロ磐田 写真:Getty Images

ジュビロ磐田

  • 順位:6位
  • 勝ち点:32
  • 得失点差:+6
  • 6月の新加入選手:DFヤン・ファンデンベルフ、FWポラメート・アーウィライ

2チーム目は、昨シーズンのJ1で18位となり、J2へと降格したジュビロ磐田。昨年まで横浜F・マリノスを指揮していたジョン・ハッチンソン氏を新監督に招聘し、2シーズンぶりのJ2を戦っている。

攻撃的なサッカーを目指す新指揮官の下で挑んだ今シーズンはまずまずの滑り出し。第8節時点で2位につけていたが、第8節の山形戦から第13節の今治戦までで6戦勝ちなしと突如歯車が狂ってしまう。

しかし、第14節の北海道コンサドーレ札幌戦で勝利を挙げると、直近6試合は4勝2分で勝ち点を14ポイント稼いでいる。ここ5試合の成績を見ると、7連勝中の水戸に次ぐ勝ち点を挙げている。

1年でのJ1昇格を至上命題の磐田は、更なる戦力アップを図るべく大型補強を敢行。6月2日にNACブレダ(オランダ1部)からセンターバックを主戦場とするDFヤン・ファンデンベルフを完全移籍で獲得したほか、ムアントン・ユナイテッド(タイ1部)からFWポラメート・アーウィライも期限付きで獲得している。首位と6ポイント差でリーグ前半を折り返した磐田。後半戦は上位陣を猛追するだろう。

ヴァンフォーレ甲府 写真:Getty Images

ヴァンフォーレ甲府

  • 順位:11位
  • 勝ち点:24
  • 得失点差:0
  • 6月の新加入選手:なし