次に岩ガニを試す。個人的にカニパターンと呼んでいるが、気温が20度を超え始めるとカニの動きが活発になり、カサゴのメインターゲットとなる。アタリが増える一方、フッキングが難しいのでクセのあるエサだ。

千代崎消波ブロック帯の穴釣りで27cm頭に良型カサゴ連発【三重】濁りとカニパターンが奏功今後はカニがメインに(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

アクションは水中に落下したカニをイメージしてサミングしながらゆっくり投入する。するとフォール中にラインが止まる。岸壁のカサゴがエサをくわえたアタリだ。反転して潜ろうとしたタイミングでフッキング。サオを短く持って水中から引きずり出した。

釣れたのは24cmのデカサゴ。でっぷりとした腹は大量のエサを捕食している証拠だ。さばくと3cm程度のカニがぎっしり。ベイトマッチでキャッチすることができた。

千代崎消波ブロック帯の穴釣りで27cm頭に良型カサゴ連発【三重】濁りとカニパターンが奏功24cmデカサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

最大27cmの超デカサゴ手中

最後にテトラ帯の足元を狙ってみる。水深は4mとかなり深く隙間も広い。改めて千代崎テトラ帯は穴釣りに最高のポイントだと感じる。そしてゆっくり巻き上げると2mの位置でヒット。

サオを直角にねじ曲げる超デカサゴの引きだ。限界まで締めたドラグが悲鳴を上げる。途中、カサゴがデカすぎてテトラの隙間に挟まってしまったが力ずくで抜き上げた。

釣れたのは27cmの超デカサゴ。今シーズンの最高サイズだ。普段は親指を口に入れて持ち上げるが、暴れると制御できない。手首をねじ曲げて逃げようとする怪力に驚愕する。心満ちる1匹を上げたので納竿した。

千代崎消波ブロック帯の穴釣りで27cm頭に良型カサゴ連発【三重】濁りとカニパターンが奏功今シーズン最大27cmの超デカサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

20cm超え含む15匹の釣果

今回は千代崎消波ブロック帯にデカサゴを求めて釣行した。結果、リリースを含めるとデカサゴを15匹キャッチできた。

特筆すべきはサイズで全ての個体が20cmを超えてくる。まさに夢のような穴釣りポイントだ。水深が深いので仕掛けはブラクリ5号以上を使用するのがお勧めだ。この機会に千代崎テトラ帯のデカサゴ、求めて釣行してみては。

千代崎消波ブロック帯の穴釣りで27cm頭に良型カサゴ連発【三重】濁りとカニパターンが奏功夢のような穴釣りポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)