私たちが「圧倒的にかわいいもの」を見たとき、脳はその大きすぎる感情に対処するため、「この子の頬をつねったら、絶対に気持ちいいはず」という期待を生じさせます

そして実際に対象の頬をつねると脳は快感を覚え、私たちはスッキリして感情の平衡を取り戻すのです。

ちなみに報酬系が関わっているということは、同じ状況になると「またしたい」という気持ちになる可能性があります。

もしかしたら、私たちの多くは既に「かわいいものにイジワルしたい」依存症なのかもしれません。

全ての画像を見る

参考文献

Love pinching babies’ cheeks? Study explores basis of ‘cute aggression’
http://psychologyalert.enblogz.com/2022/01/love-pinching-babies-cheeks-study.html

元論文

“It’s so Cute I Could Crush It!”: Understanding Neural Mechanisms of Cute Aggression
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnbeh.2018.00300/full?&utm_source=Email_to_authors_&utm_medium=Email&utm_content=T1_11.5e1_author&utm_campaign=Email_publication&field=&journalName=Frontiers_in_Behavioral_Neuroscience&id=414775

ライター

大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。