端的に言えば日本学術会議は「我が国の軍事研究を許さない。我が国が軍事研究をしなければ世界は平和になる」というトンチキなものです。

軍事研究の是非は個々の学者や研究機関が決めればいい問題です。それに彼らの言う軍事技術も大変あいまいだし、軍事技術に関する見識もない。鶴を折ったり、死んだふりする活動家と同じレベルの「お気持ち平和主義」で軍事研究に脊髄反射しているだけです。

そんなものは科学でもなんでもなく、単なるイデオロギーです。その昔中国共産党はSF小説は科学の啓蒙に有用だからOK、推理小説は犯罪を誘発すると発禁でした。それとおなじようなものです。

しかも学術会議は恣意的に主要メンバーを選定でき国の権威を活用できるが、国や外部の関与は否定するというものです。まさに虎の威を借りたカルトです。

それほど軍事技術が嫌いならば中国からの留学生を全部禁止にしろ、米国はもとより武器で儲けているスイスやスウェーデンとの学者との交流も禁止し、ノーベル賞も否定しないといけないはずです。また理学や工学系だけではなく「軍事利用」可能な歴史、国際関係論、外交、社会学なども研究禁止にしないといけないかと思います。

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