前回は、正直アオリの気配すら感じられなかった。風、冷え込み、海の雰囲気。季節の進みが遅いのか、それとも自分の読み違いか。それでも、もう一度だけ信じてみたくなる。「今度こそ、若狭アオリのジェット噴射を。」そんな思いを胸に臨んだ今回の釣行。はたして、その結果は……?

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)

「春エギング開幕は遅れ気味?」若狭エリアで本命アオリはバラしもコウイカ手中【福井】

アオリイカが釣れなかった理由

前回、なんで釣れなかったんだろう? まず言い訳として真っ先に出てくるのは、予想以上の風。ビュービューで何をやっているのかよく分からなかったし、思っていたより寒かった。

それっぽい言い訳として、敦賀から南の若狭方面は毎年5月第2週くらいから釣れ始める印象だが、海中はまだ季節が完全に切り替わっていないのかもしれない。

あるいは、太平洋側の黒潮の大蛇行が収束するのが関係あるのか? そんな流行りの話題に絡めることで、質の高い言い訳になるかもしれない(笑)。

例年、この時期の福井の夜の海は夜光虫がキラキラして見た目はきれいだが、今年は全然光っていない。キラキラがないのは歓迎すべきことだが、夜光虫がいてもアオリイカは釣れていたのに、今年は光っていないのにアオリが来ない。もしかして、某アニメのように、アオリもキラキラが見たいのかもしれない(笑)。

「春エギング開幕は遅れ気味?」若狭エリアで本命アオリはバラしもコウイカ手中【福井】水面の様子(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)

当日の状況

前回と比べて変更点はあまりない。大きな違いは釣りをする時間帯で、潮が下げから上げに変わったくらい。また、今回も雨後だった。予報では風は微風だったが、実際はどうか。先週よりは確実に弱いのが救いだ。

金曜夜のポイントは、例年なら人が多くて激戦区。しかし、今回は思ったより人が少なく、19時頃に到着するとかなり良い場所に入れた。テンションが上がる。風も多少はあったが、これなら全然OK。微風。正直、ここ数年でもかなり良い条件に思えた。