犯人はいったい誰なのか?
動機は? 計画的犯行だったのか?
──いまだ謎に包まれた未解決事件たち。
時間が経つほど風化していく一方で、被害者遺族の「真実を知りたい」という想いは消えません。
今回は、日本国内で特に有名な未解決事件を5つ取り上げ、事件の概要と今も残る“謎”に迫ります。
目次
【1】井の頭公園バラバラ殺人事件(1994年)【2】福島女子中学生集団失踪事件(1994年)【3】小倉北区母子殺害事件(2004年)【4】三重県女子高生失踪事件(2004年)【5】愛知県三河安城駅女性殺害事件(1999年)まとめ|未解決事件の“静かな恐怖”は、今も続いている ## 【1】井の頭公園バラバラ殺人事件(1994年)

1994年4月23日、東京・井の頭公園のゴミ箱から、人間の切断された遺体の一部が発見されました。
さらに、23カ所のゴミ箱から次々とバラバラになった遺体が発見され、現場は騒然。
● 犠牲者と手口の異常性
遺体は当時35歳の男性と判明。
切断面は非常に滑らかで、まるで医療関係者か精密な機械で切られたかのような処理がされていたとのこと。
警察は、顔見知りの犯行の可能性も含め捜査しましたが、証拠も動機も一切つかめず、現在も迷宮入りしています。
【2】福島女子中学生集団失踪事件(1994年)

● 3人同時に姿を消した“異常事態”
1994年6月、福島県郡山市で女子中学生3人が揃って失踪。
地元では「誘拐か?」「集団家出か?」と噂され、全国で大規模な捜索が行われました。
● 見つかったのは1人だけ
約1週間後、うち1人の少女だけが神奈川県内で保護されます。
しかし、残る2人は今も行方不明のまま。
保護された少女も「覚えていない」と証言し、手がかりはゼロ。
「何者かに監禁されたのではないか」「組織的な犯罪なのか」──
今も真相は闇の中です。