ノーアタ状態が続きどうしても惰性になるのか、ただダンゴを打っているだけの自分に気付きます。そういえばクロダイを寄せるのに大切な要素、濁りが出ていなかった。

急いで雨でベチャ気味のダンゴにベースを追加、さらに押し麦も混ぜて練り直し改めて投入。すると麦が水中で降り注ぐようにバラけ、濁りも広がっていい感じに。すぐアタリが出て小さなフグが掛かってきました。さあ次は本命、そう期待が高まります。

良型クロダイを追加

アタリ方はいろいろありますが、掛けてからの引き具合で想像がつきます。ようやく訪れた手応えはあっちへこっちへブルブル、じゃなくて真下へストレートに突き抜ける重い引き。

鳥羽のカカリ釣りで52cm「年無し」クロダイをキャッチ【三重】ずぶ濡れでも大満足!良型クロダイ追加(提供:TSURINEWSライターかにおけ)

それを何度もかわし、上がってきたのはやはりナイスサイズのクロダイ。きれいな魚体の本命追加に喜びもひとしおです。

大漁ではなかったが……

雨は止むことなく、それでもリミットの17時まで頑張って、釣果は2枚。決して大漁ではないですが、キャッチした年なしクロダイは価値ある1枚、大きな喜び。これぞ釣りの醍醐味ではないでしょうか。

悪条件といえどもモチベーションを切らさなければ何らかの結果はついてくる……夢は追いかけていきたいですね。これから最盛期に突入ですが梅雨の時期でもあります。雨でも釣りはできますが、決して無理をせず、各自のペースで楽しみましょう。

<かにおけ/TSURINEWSライター>