そうこうしてるうちに着ている服もベチャっと。濡れるのはダンゴだけではないことに気付きます。
ダンゴが効いてくる
雨に加えて突風も吹き付け、決して釣りがしやすい状況ではないですが、海の中は満更でもなし。時々フグやキュウセンが釣れ出して、ようやくダンゴが効いてきたと実感します。
退屈感は全くなし、ダンゴアタリも出てくればそろそろ本命登場かな、と期待感が高まります。
大物ヒット到来
11時、今までとは違う穂先の動き。わずかに曲がりそれが戻らないまま大合わせ!かかった確かな手応え、と思った次の瞬間ものすごい勢いで竿が引き込まれる。これは間違いなく大物、ボラか?それとも?竿が何度も倒され穂先は海に突っ込む。イトが引っ張り出されリールは逆回転、巻くことができない。横に突っ走らず底へ底への突っ込み、これはひょっとして……。
何度も突っ込まれ、潜られまいと慎重に竿を操作。ポンピング動作を繰り返し、そろそろかとカセの縁から覗き込んでみると……や、やばい、そこに浮くのはなんと巨大ないぶし銀!
50cm超え「年無し」浮上!
でかい!思わずたじたじ。慌ててネットで受け取れば枠からはみ出す大きさ。腹パン、ヒレピン、迫力ボディ。あきらかに格が違います。

寸法を測ってみればざっくり50cm超え!カカリ釣りでの初めての年無しゲットに驚喜しました、マジやばい。
ずぶ濡れで一時撤収
しかし本当にやばいのは自分の方で、レインスーツの撥水が効かず体はずぶ濡れ、風邪をひきそうなので一旦撤収することに。年なしは改めて測れば52cm、写真を撮ってから若船頭さんがリリースしてくれました。水中でクロダイを支え、自力で泳ぎ出すまで待つ心遣いには敬服します。
着替えて再開
1時間ほど休憩。雨は相変わらず降り続くが幸い寒さは感じず、着替えていくらか身なりを整え仕切り直しました。カセに渡してもらい再開します。間隔が開いたためかしばらくはアタリが出ず、ひたすらダンゴを打ち続けることに。