東京・新宿で発見された「現代人に必須」とも言うべき自動販売機に、称賛の声が相次いでいる。一方で「そんなのあるのか…」と、驚きの声も多数上がっているのだ。

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■謎の自販機、その機能に驚き…!

ことの発端は、会社員として働く傍ら、およそ15年で10,000枚以上の自販機の写真を撮り続けている「自動販売機マニア」こと、石田健三郎さんが投稿したポスト。

「【衝撃】iPhoneをぶち込んで2分待つだけで全自動で保護フィルムを貼ってくれる自販機、現る」と綴られた投稿には、自販機「フィルラボ」の写真が添えられている。

この「保護フィルムを全自動で貼ってくれる」という機能が、現在X上で大いに話題となっているのだ。

■「便利な時代になった」と話題

スマホ画面を守る保護フィルムは、現代人にとってじつに頼れる存在。しかし、綺麗に装着するにはコツがいるため「若干の気泡が入っている」など、不満を抱えつつ使用している人も少なくないだろう。

そうした背景もあってか、Xユーザーからは「こんなのあるのか…!」「中に職人が入ってそう」「これ、意外と需要あるかも」「良いなぁ、便利な時代になった」など、驚きと称賛の声が多数上がっていた。

しかし、一方で「綺麗に保護フィルムを貼れるキットを買えば良いのでは?」「目の届かない場所にスマホを置くのは不安」「途中で停電が起きたら、スマホが取り出せなくなるのでは?」といった具合に、疑問や不安の声も散見されている。

フィルラボ
(画像=『Sirabee』より引用)

そこで今回は、話題の自販機・フィルラボを展開する企業・グローバルコネクションに詳しい話を聞いてみることに。すると、驚きの事実が多数明らかになったのだ…。

■この自販機、隙が無さすぎる…

「画面保護フィルム全自動貼付自販機」が誕生した経緯について、グローバルコネクションの担当者は「フィルラボの元となる自動販売機は、中国の企業によって開発されたものです。もともと当社代表が現地の企業とご縁があり、その繋がりからこの機械を紹介して頂いたのがきっかけです」と、説明する。

フィルラボ
(画像=『Sirabee』より引用)

続けて「保護フィルムを貼る作業の面倒臭さは、多くの方が一度は感じた経験があるのではないでしょうか。日本でもきっとニーズがあるだろうと感じ、導入を決めました」「ただ、日本で安心してお使い頂くためには、様々な部分での改良が必要でした。ユーザーインターフェース(UI)や外装デザイン、利用規約なども全て日本向けに見直し、何度もテストを重ねた上で、日本でのサービス提供をスタートしています」と、導入までの経緯について語ってくれたのだ。

フィルラボの利用法は非常にシンプル。まずはiPhoneの機種・フィルムの種類を選び、決済完了後iPhone本体をトレーに置き、後は2分ほど待てばOKだ。

その間、自販機内部では希釈した界面活性剤を液晶部に噴霧し、専用のクリーニングクロスで吹き上げることで液晶を綺麗な状態にするクリーニングが行われる。

フィルラボ
(画像=『Sirabee』より引用)

その後、ユーザーが選択した保護フィルムが機械によって装着されるのだ。なお、フィルムの位置ずれ、ホコリや気泡の混入を防ぐ仕組みについては「企業秘密」とのことであった。