1年後の驚くべき結果

 生活改善を始めてから1年後。フランソン氏は再び「デス・クロック」に自分のデータを入力した。すると、そこに表示された結果は驚くべきものだった。彼の予測寿命は、なんと9年も延びていたのだ。

 死因の候補リストにアルツハイマー病は依然として残っていたものの、新たに追加された心血管疾患やがんといった選択肢は、彼の生活改善がもたらした変化の証しとも言えるだろう。自らが作り出したAIに突きつけられた恐怖をバネに、彼は自らの手で未来を変え始めたのである。

 結局のところ、彼にとって最高の健康アドバイザーは、自らが作り出した「死の宣告人」だったようだ。

参考:Daily Star、ほか

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