料理研究家のリュウジ氏が公式YouTubeチャンネル『料理研究家リュウジのバズレシピ』にて、政府備蓄米の「古古古米」と新米の食べ比べを実施。まさかの結果がユーザーの反響を呼んでいる。
■「おいしいか、おいしくないかを伝えたい」
リュウジ氏は、今回の動画が、「料理研究家なので備蓄米っていうものがおいしいか、おいしくないかを皆さんに伝えたいという意図」ためであるとして、「それ以上の意図はございません」と強調。一般のユーザーもスーパーや量販店などで入手できるようになった備蓄米について検証することに。
同じ5月下旬に精米された新潟県産の新米と備蓄米を、同じ浸水時間、ほぼ同型の炊飯器、同じ炊き方で炊いて、味を食べ比べた。
■「絶対的にチャーハンにしたほうがうまい」
まず、リュウジ氏が炊きあがったお米を試食。どちらが備蓄米か分からない状態で食べると「全然違う。比べ物にならない」と話し、すぐに新米を言い当てた。
リュウジ氏は「最近精米した新米はうまい。香りが全然違う。すごくクリアな香り」と指摘。
一方の備蓄米については「水分が抜けてるから、ちょっと硬め。でも、おいしい。人によっては、たぶんこっちのほうがおいしいって言う人もいる。ただ、香りが少し熟成香みたいなのがするんだよね」と評した。
水分が少ないこともあり「絶対的にチャーハンにしたほうがうまい。チャーハンとか焼き飯」とも話し、「最終的に、おいしいのは新米だけど、古米も結構、俺は好きですけどね」と語った。
■備蓄米を選ぶスタッフも
次に、スタッフの男性3人も試食。3人とも、どちらが新米かはすぐに言い当てたが、どちらが「うまいと思うか」については、2人が新米、1人が備蓄米を選んだ。
備蓄米を選んだスタッフは「食感が好きでした。粒立ちがあって」と評価。リュウジ氏は「ラーメン屋さんのご飯ってこんな感じよ。水分が多い米を出さないんですよ」と話し、「これはもう、『備蓄米はうまい』でいいね。全然『この値段だったらおいしい』で決着ついちゃいましたね」との結論に至った。
■米国産米とも比較
また、リュウジ氏は以前の動画で、米カリフォルニア産の「カルローズ」も試食。国産米とは水分量が違うこともあり「普通に炊くとまずいけど、チャーハンとリゾットは最高」と結論づけていた。
備蓄米について、リュウジ氏は「カルローズ米より全然うまいっす」と話し、「雑なご飯だとか、おいしくないご飯という印象はない。何なら悪口言いたかったけど、おいしいものを、おいしくないと言えないので。全然うまい。カルローズ米の5倍うまい」とも語っていた。