名古屋グランパスは今冬、守備陣ではDF原輝綺やDF佐藤瑶大、攻撃陣でもMF浅野雄也やかつての背番号「10」FWマテウス・カストロら即戦力を複数獲得。戦力アップを図って新シーズンへ臨んだが、序盤戦は開幕から6戦未勝利と苦戦していた。その後も2度の連敗と、直近こそ6戦負けなしと持ち直してきたが大きな期待とはかけ離れた前半戦となったのは間違いない。そんな名古屋の立て直しに大きく貢献したのがMF稲垣祥だ。
加入6シーズン目を迎えた今季も開幕から全試合に出場。中盤でのボール奪取力で守備に貢献する一方、攻撃面でもここまでチームトップかつリーグ全体でも3番目となる7ゴールの活躍で、文字通りチームを牽引している。稲垣の自己最多ゴールは、名古屋2年目の2021シーズンに記録した「8ゴール」。その記録に現時点ですでに1ゴール差と迫っており、今季の調子の良さが窺える。後半戦に向けて、チームの上位浮上のキーマンとして、さらなるゴールにも期待が膨らむ。