現在の株価は約13ドルのため、2030年の予想EPSに基づくとPERはざっくり4倍程度となる。

成長シナリオのリスク

もっとも、現時点ではこれは「絵に描いた餅」にしかすぎない。すぐに思い浮かぶ懸念点の一例として、1会員あたりの契約(アカウント)数が長らく横ばいということがあげられる。

これがCEO Anthony Notoが目標とする3にならず、このまま横ばいで推移すれば、ローン事業・金融サービス事業における上記売上は2分の1に縮小することから、この試算自体が何の意味ももたなくなる。

会員数は順調な伸びを示しているが、会員あたりの契約(アカウント)数は現状伸びる気配がないことから、2030年会員数5,000万人よりも、平均契約(アカウント)数を3にするという目標の方がよりハードルが高いかもしれない。

今後もSoFiの業績・戦略については定期的にアップデートしていく予定である。

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