スフィンクスの内部に眠る「記録の間」伝説
スフィンクスには、いくつかの謎の空洞や隠し部屋が存在するという説が昔からささやかれてきた。中でも注目されているのが、「記録の間(Hall of Records)」と呼ばれる伝説的な空間である。
この部屋には、人類の本当の起源や失われた知識が保管されているとされており、多くのオカルト研究家や考古学マニアたちの関心を集めてきた。書籍『The Message of the Sphinx』では、著者グラハム・ハンコックとロバート・ボーヴァルが、「スフィンクスの地下にある空間への調査を、エジプト政府と米国の考古学チームが妨害している」との見解を示している。
これは単なる都市伝説ともとらえられがちだが、スフィンクス周辺に実際に未確認の空間が存在する可能性を示す地中探査データも過去に報告されており、その存在を完全に否定することはできない。
また、最近ではピラミッドそのものの地下にも巨大な地下構造物が存在しているという説が話題になっている。
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歴史の書き換えが始まるとき
スフィンクスが本当に80万年前の遺物であるならば、私たちが信じてきた人類史は大きく書き換えられることになる。誰が、なぜ、どのようにこの巨大建造物を作り、何をそこに残したのか──その問いに答えるためのカギは、まだ砂の下に眠っているのかもしれない。
そしてもし、スフィンクスがアヌンナキによる“プレ・フラッド文明”の遺構であるなら、人類の文明は一度だけでなく、何度も興っては消えたという可能性さえ浮上してくる。
ギザの大スフィンクスは、いまだ語られていない歴史の断片なのかもしれない。失われた文明の記憶は、果たしていつ地上に姿を現すのだろうか。
参考:The Ancient Code、ほか
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