四方田修平監督 写真:Getty Images

6月8日に横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で開催されるYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第2戦でセレッソ大阪(J1現8位)と対戦する横浜FC(J1現17位)が6月7日に囲み取材を行った。

6月4日にC大阪のホームで行われた第1戦では、両チーム共に直近のリーグ戦から大幅にメンバーを変更。前半は互いにチャンスを創出するもスコアレスで折り返し、後半10分にMF香川真司が先制点を挙げると、以降もC大阪が攻勢を強める展開となった。さらに2点を加え0-3で迎えた96分、横浜FCのMF小倉陽太がワントラップから右足一閃でゴールネットを揺らし今シーズン公式戦初ゴールで1点を返した。その直後にはC大阪のFW中島元彦にゴールを許し、1-4で試合終了。第1戦を落とした横浜FCは、ルヴァン杯準々決勝進出に黄色信号が灯った。

横浜FCの四方田修平監督は、第1戦終了後のコメントで「前半の時間帯にショートカウンターに繋げる部分や両ワイドを使った攻撃で狙いとしていたところを出せて、チャンスを作ることが出来ました。その前半に点を取れなかったことが反省点」と、攻撃面での収穫と決定力の課題を語った。

6月8日に行われる第2戦を前に、ルヴァン杯で準々決勝進出の為に必要なものを四方田修平監督に訊いた。


横浜FC 写真:Getty Images

劣勢の状況を跳ね返すために

ー第2戦に向けて選手たちに伝えたことはありますか?

四方田監督:(第1戦の)前半の内容が良かったところと、90分を通してよく戦ってくれたと伝えました。ビハインドになった後のメンタリティというか、返さないといけないけれど失点をして自分たちの首を絞めることになるという意味では、そこ(攻守)のバランスが前になりすぎた点について「もう少し冷静に戦えなかったのか」と話をしました。ただ、結果としては1-4という現状で次の第2戦を戦わないといけません。可能性がある限り自分たちはベストを尽くさなければならない。そのためにチームで準備していこうと話しました。