その時点で魚はだいぶ息苦しいはずなのだが、潮の入れ替えが盛んならば、多少は気にせず食ってくる。しかし、メバルは真水の中では息ができないので、さすがにレンジが下がる。真水が乗っているぶん、ちょっと下に潜るのだ。
夜の梅雨メバルは、海面に乗った真水の下を釣るイメージでいこう。0.8gのジグヘッドで10カウント~15カウントくらい。中層のちょっと上くらいだ。ただし十分な潮位がないところではこれくらい沈めると完全にカサゴになってしまうので、まず、釣る場所を考えなければならないが。

梅雨メバル攻略の場所と打ち方
メバルや根魚が多い場所を打つのが、当然、このゲームの基本的なスタイルである。このような魚はボトムに地形変化を好む。岩礁帯、ゴロタ、岩場、ガレ場、常に停泊している船の下など。自分の身を隠せる場所に潜むので、そういったクサい場所を打っていきたい。
ジグ単が基本とはなるが、やや沈むように設定されたプラグを用いる手もある。プランクトンパターンでは淡いカラーをゆっくりゆっくりと巻き、ベイトフィッシュパターンではノーマルリトリーブする。
日中の釣り方もある。ワームのダーティング、マイクロメタルのフラッシングで、メバルがそこにいれば食ってくる。しかしこれは特に梅雨メバルに限った釣り方でもない。
アジでもカサゴでもメバルでも何でも、魚がいればデイのセオリーで何かしら食ってくる。メバルを釣る可能性を上げるには、最初から個体数が多い場所を知っておく必要がある。

海水温18℃までに釣りきろう
メバルは完全に居着きのタイプもいるが、基本的に回遊はするので、いずれ沖に潜って釣れなくなってしまう。海水温は18℃くらいまでが目安だ。これ以上はカサゴや豆アジの水温である。