しかも、皇族とその子孫では、子どもの出来ない確率は近親結婚が多かった故か一般人より大きい(50%くらい)それを考えれば、何世代かのうちにお三方の子孫が誰も居なくなる可能性は何割かある。
数学的には割に低い率かもしれないが、三人の姉弟、従姉妹であるからよく似たDNAであり、三人とも共通の要素があるだろうから総崩れの可能性は数学的な計算より高いと思う。
そうなれば、何処に行くのか。女系でも皇族の子孫は誰もいないとなれば、小室眞子さんの子孫ということになるのか。
それも排除されるなら、昭和天皇の女系子孫である東久邇家の人々になって、こちらは子沢山の系統で数もかなりなのだが、もし、野田氏の言うように一度皇室を離れた人が戻るのは養子であれ、なんであれ憲法違反だというなら、この途も閉ざされて皇室制度は廃絶ということになる。
もちろん、誰もいなくなったら旧皇族の復帰も許されるという詭弁もあるだろうが、たとえば、今から何世代かのちに悠仁さま、愛子さま、佳子さまの最後の子孫が死に絶えたときに、「そういえば21世紀のはじめに旧皇族からの養子とかいったが、憲法違反だからといってやめた。彼らの子孫はいまどうされているのだろうか」とかいって彼らを復帰させるのか。
まずそんなことはありえないから、女性宮家を創設したら皇位継承は未来永劫大丈夫などあり得ないのだ。それが、野田氏が将来の天皇制廃止を目論む人たちに操られているということだのだ。
また、養子を取ることを時限性にしろというのも危険思想だ。いったん、数人を養子にとっても将来後が続かないことはおおいにある。そのときに、常に予備軍がいなくてはならないのだ。
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系図でたどる日本の皇族