筆者はアジングを主とするライトゲームアングラーだ。使うリールは1000番で、スプールは3個所有している。1000番のスプールを2個、2000番のスプールを1個。メーカー内で完全に互換性があるものだ。マルチスプールオペレーションでは互換性が重要になる、特に社外品を使うときにはご注意を。

私の場合、次のようにスプールと用途を使い分けている。

・1000番 PE0.1号 メバリングのジグ単
・1000番 エステル0.25号 アジングのジグ単
・2000番 PE0.3号 フィネスのチヌ・シーバス、メバルプラッギング

もっとも使用頻度が高いのは2000番のスプールで、メバリングロッドと組み合わせて比較的大物を利用するときに使う。だが、完全に汎用性をとるならば、本当はアジングロッドを使うほうがいい。

メバリングロッドでアジングはしにくいが、アジングロッドでメバリングはしやすい。そして6ftの長さがあれば、そこまでチヌやシーバスなどのゲストも苦にはならないからだ。

「リール1台に替えスプール3個が便利?」マルチスプールオペレーションのススメ大型魚まで狙えるライン号数も取り入れる(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

ロッドは1本で魚種を釣り分けよう

マルチスプールオペレーションは、要はミニマリズムのようなものである。いちいち2個も3個もリールを使い分けてらんねえ!みたいなもんで、これはロッドにも当然当てはまる。

何が釣りを面倒にするかといって、ロッドの複数持ちだ。どんな釣りも1本でいけたほうがいいにきまっている。沖釣りでもたとえば、青物の釣り竿でタチウオだってやってしまいたいはず。そのような意味合いである。

よって、マルチスプールでいくならば、ロッドは1本にしたい。ライトゲーム目線ならば、私は、アジングロッドの6.4ftを汎用性抜群のものとして推す。豆アジからシーバスまで、スプールさえ入れ替えれば、これで大丈夫。

「極力モノを減らしたい」というアングラーには最適な考え方なので、ぜひ、リールは1台で「スプールをいくつも持つ」というスタイルを取り入れてみてほしい。