仕掛けは、図に記載したような天ビン、胴突きの2種類。船宿によって推奨する仕掛けが異なるので、予約時に確認しておくといい。一般的に、ハリは競技キス7~8号、ハリス0.8~1号。市販品は、船用キスの中から前記仕様のものを選ぶ。
オモリは10~20号。水深や潮流の速さで使い分けるが、こちらも船宿に確認すること。
釣り方
エサは船宿支給の青イソメ。特エサとして、ゴカイやジャリメを持参してもいい。通常、3~4cm程度に切って使うように指示されることが多いが、底荒れなど、濁りが推測される場合や、食い渋りのときは、1匹そのままハリ付けしてアピールするとアタリが多くなることがある。

虫エサが苦手という人は、人工イソメを使うのも一手。
釣り方は、深場なら船下に仕掛けを落としてもいいが、浅場ではキスが船の陰やエンジン音を嫌ったりすることが多いので、アンダーキャストで仕掛けを船から離れた所に投入、広範囲に探ったほうがアタリが多い。
オモリが着底したら、素早くイトフケを取ってアタリに備える。仕掛け投入時は、エサが海底にユラユラ落ちていくので、最もエサを見つけやすい。このタイミングでアタリが出ることが多い。
基本的にはオモリを海底にキープ。船下狙いのとき、アタリがなければ10秒に1回程度、仕掛け長の半分ほど誘い上げて、再びゆっくり下ろす。
投げて広範囲を探るときの誘いは、竿を立てて1mほど巻いては止めるを船下まで繰り返す。または、竿をスーッと引いて仕掛けを移動させながら止めてアタリを待とう。

竿先にブルブルと明確なアタリがきたら、ひと呼吸おいて竿を立てて聞きアワせる。一定の速度で巻き上げ、天ビンが見えたら巻くのを止めて取り込むように。
ハリが飲まれていたら無理に引っ張らず、人差し指と親指をエラに入れてハリスを引くと、スッと抜ける。