爪は6本以上あると貝が引っかかりやすく、幅は15cm未満が望ましいです(※15cm以上は規制対象になる地域もあるため注意)。爪の形状は「ゆるくカーブしているタイプ」が砂を深く掘りやすくおすすめです。

【実は使ってはいけない場合も?】熊手で差が出る潮干狩り 選び方と注意点をやさしく解説一般的な熊手は百均ショップでも手に入る(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

2. 網付き熊手

爪の間に網がついていて、掘りながら同時に貝をすくうことができるタイプです。特にアサリのように浅いところにいる貝を効率的に集めたい人に向いています。

ただし、砂をかくときの抵抗が大きくなるため、力に自信のない方やお子さんにはやや使いづらいかもしれません。また、場所によっては網付き熊手の使用が禁止されていることもあるため、ルール確認は必須です。

【実は使ってはいけない場合も?】熊手で差が出る潮干狩り 選び方と注意点をやさしく解説網付きも場所によっては有効(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

3. 柄が長い熊手

柄が50cm以上ある熊手は、かがまずに作業しやすく、水に浸かっての作業にも向いています。干潮直前の浅場だけでなく、やや沖にある深めのポイントを狙いたいときにも活躍します。

ただし、こちらも地域によっては「柄の長さは◯cmまで」といった制限があるため、事前にルール確認をしてから使用しましょう。

熊手を使うときのコツ

熊手の使い方はとてもシンプル。「砂を掘って、貝を見つけて、手で拾う」。この流れを押さえればOKですが、貝の種類によって狙う深さや掘り方を変えると、もっと効率よく楽しめます。

【実は使ってはいけない場合も?】熊手で差が出る潮干狩り 選び方と注意点をやさしく解説アサリは浅いところにいる(提供:TSURINEWSライター・永井航)

浅い場所にいるアサリは「広く浅く」

アサリは、砂の表面から5cmほどのごく浅い場所に潜っています。そのため、広い範囲を浅く掘りながら探すのがポイント。熊手を横にスライドさせるように使って、砂の表面を広くかき分けていきましょう。

ハマグリやホンビノスは「深めにじっくり」

一方、ハマグリやホンビノスなどの大型貝は、足の力が強く10〜15cmほど深く潜っていることも。熊手を立てるようにして、少し力を入れて深めに掘り進めると見つかる確率が上がります。

見落とし防止のワンポイント