もはや令和生まれの若者に聞いても「カセットテープって何?」と言われそうだが、CD(コンパクトディスク)が登場する前の長い間、音楽を聴く主なメディアツールだった。
2019年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)と国際音声・視聴覚アーカイブ協会が「マグネティック・テープ・アラート」なる告知を行い、「カセットテープやビデオテープなどの磁気テープに収められたデータを2025年までにデジタルファイル化しなければ、テープ劣化に伴い失われる可能性が高い」とした。
しかしSONYは、今年2月にMD(ミニディスク)、BD(ブルーレイディスク)の生産を終了させた一方、カセットテープの生産は続けている。長距離トラック運転手を中心に、カセットテープにはまだ需要があることがその理由とされ、実際、高速道路のサービスエリアの片隅には、歌謡曲入りのカセットテープが売られている。
現在、Jリーグ各チームのマスコットキャラクターがデザインされたカセットテープ「CDixⅡ」がオークションサイトで売買されており、コレクターズアイテムとなっている。JリーグがSONYに再生産を発注しなければならないが、実現すれば話題となるだろう。

Jリーグコーラ(日本コカ・コーラ株式会社)
2009年から2015年までJリーグのトップパートナーを務めた日本コカ・コーラ株式会社。2007年には同社とJリーグのコラボ商品「コカ・コーラ ゼロ×フットボール」キャンペーンと題し、Jリーグのロゴ、そして地域限定商品として、各地の地元クラブのロゴをプリントしたJリーグコーラが発売された。
また同社は、月間MVP表彰スポンサーや得点王に輝いた選手に対し、ビン型コカ・コーラを模ったトロフィーだけではなく、副賞として「コカ・コーラ1年分」を贈呈していた。
現在、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社(日本コカ・コーラ株式会社とは別会社)がガンバ大阪や浦和レッズと、北陸コカ・コーラボトリング株式会社がカターレ富山とパートナー契約を結んでおり、東京コカ・コーラボトリング株式会社も町田ゼルビアのオフィシャルサプライヤーとして広告看板を掲出している。