そんな中、1分ほど置き竿にした後にフワっと誘いをかけてみると、手元まで感じられる明確なアタリが!だが、残念ながらすぐに針が外れてしまった。良型キスがエサを吸い込むような感触だったので、アタリが出たラインをしつこく狙っていると、今度は竿にモッタリとした感触が訪れた。

一息置いてからアワセを入れると、中々の重量感!さらに足元に近づくにつれ、底に向かってグングンと締め込んでくる。この締め込み方は間違いなくカレイだ……と確信したのも束の間、10m程度まで寄せたところで無念の針ハズレ!これにはショックを隠せず、思わず崩れ落ちてしまった。

その後は終始アタリ無し

その後もしばらく狙ってみたが、潮がずっと緩いままで動かず、アタリは無いまま。仕方なく12時過ぎに納竿とした。

今シーズンはやはり遅れていた

最終釣果は、著者が16cmまでのキス5匹にメゴチ1匹、有川氏がキス4匹にホウボウ2匹、ガシラ1匹(オールリリース)。友人と釣行という事で純粋に楽しかったのは間違いないのだが、正直この釣果では、もろ手を挙げて「兵庫県瀬戸内のキス、開幕しました!」とは言い辛い。やはり水温の低さから、今シーズンは開幕が遅れていると考えるのが妥当だろう。

だが、この記事が発表される頃にはおそらく本格的にシーズンインしているはずだ。うまくいけば午前中のみで20匹を超す釣果も期待できるので、皆様も是非、近場で手軽に釣れるキスを狙ってみてはいかがだろうか。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>