■2050年:寿命脱出速度に到達
ケンブリッジ大学卒の科学者、オーブリー・デ・グレイ氏は、老化は治せる病気なのだと定義し、医療技術は2050年に寿命脱出速度(longevity escape velocity、LEV)に達すると確信している。
寿命脱出速度とはその名の通り、加齢に伴う寿命から自由の身になれる脱出速度のことであり、これまでの1歳の加齢が、医療技術の1年間の進歩による1歳の若返りが実現することで相殺され、さらにその直後から加齢がマイナスに転じて人間が不老不死になるのである。
デ・グレイ氏のアプローチは「統合的若返り」と呼ばれ、有害な老廃物の除去やDNAの修復など、複数の治療法を用いて細胞の損傷をリカバリーする。
デ・グレイ氏のビジョンは、2050年までに老化による死を過去のものにし、“永遠の命”という命題への医学的ロードマップが示されるということだ。
はたして人類が老化、そして死を克服できる日は近いのだろうか。長寿医療技術とトランスヒューマニズムの進捗を今後もチェックしていきたい。
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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