試合は前半19分にネイマールのゴールでサントスが先制。柏は後半に酒井が1点を返すも結果は3-1でサントスが勝利した。試合には敗れたものの、柏はサントスを上回る17本のシュートを放ちボール支配率も52%を記録。日本のクラブが世界でも互角に戦えることを示した1戦だったと言えるだろう。
なお、この試合でゴールを決めネイマールの圧倒的な個人技に対して粘り強い守備を見せた酒井は、その活躍が高く評価され翌2012年6月にハノーファー96(ドイツ1部)へ移籍している。酒井にとっては、欧州初挑戦のきっかけとなった大会でもある。
ほかにも、これまで日本からはガンバ大阪とサンフレッチェ広島がクラブW杯に出場している。2025年大会には浦和が参加するが、この大会で得られる経験は日本サッカー全体の国際的な価値を高める重要な要素となるだろう。Jクラブの底力を世界に見せつけることができるか、浦和の戦いに期待したい。