ここまでで、エレベータートリックと「今じゃなくていい」というフレーズがそれぞれ単独でも効果的であることを紹介しました。

では、2つを組み合わせると、どのようなステップになるのでしょうか?

以下に、再入眠のためのベストな流れを紹介します。

  1. 目を閉じてエレベーターをイメージし、その中に乗り込むところを想像する
  2. ドアが静かに閉まるところを想像する
  3. エレベーターがゆっくりと下降していくにつれ、体がリラックスしていくのを感じる
  4. 各階ごとに「あとで考えればいい」と唱える
  5. 心と体をリラックスさせ、眠りの波に身を任せる

夜中に目が覚めてしまっても、問題ありません。

私たちの身体と心は、正しい方法を知れば、自然と安らかな状態に戻る力を持っています。

次にもし夜中に目が覚めて、考えすぎてしまいそうになったら、バーンスタイン氏のエレベータートリックを試してみてください。

※もし眠れない状態が続いたり、日常生活に支障をきたす場合は、専門の医療機関に相談することも大切です。

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参考文献

The Elevator Trick: A Surprising Way to Fall Back Asleep
https://www.psychologytoday.com/us/blog/liking-the-child-you-love/202505/the-elevator-trick-a-surprising-way-to-fall-back-asleep

The 4-Word Sleep Trick That Stops 3 A.M. Overthinking
https://www.psychologytoday.com/us/blog/liking-the-child-you-love/202505/the-4-word-sleep-trick-that-stops-3-am-overthinking

ライター

矢黒尚人: ロボットやドローンといった未来技術に強い関心あり。材料工学の観点から新しい可能性を探ることが好きです。趣味は筋トレで、日々のトレーニングを通じて心身のバランスを整えています。