地球上には、私たちがまだ足を踏み入れたことのない場所がたくさんある。中には、危険すぎて人間が訪れることすら禁じられている場所も存在する。その一つが、ブラジル沖に浮かぶ小さな島、通称「スネークアイランド」。その名の通り、ここは4000匹もの猛毒ヘビが生息する、文字通り「地球上で最も致命的な場所」の一つなのだ。
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スネークアイランドとは? 恐怖の島の正体
ケイマーダ・グランデ島、またの名をスネークアイランド。ブラジル沿岸から約48km沖に位置するこの島は、面積わずか約0.43平方キロメートルと小さいながらも、約4000匹ものヘビたちの楽園(あるいは地獄?)となっている。インディ・ジョーンズでさえ、腰を抜かすこと間違いなしの光景だろう。

(画像=ケイマーダ・グランデ島 Prefeitura Municipal de Itanhaém, CC BY 2.5, Wikimedia Commonsより,『TOCANA』より 引用)
なぜこれほど多くのヘビがこの島に生息しているのか、様々な伝説が囁かれている。海賊が財宝を隠し、その番人としてヘビを放ったという話もあるが、真偽は不明だ。
科学的な見解によれば、数千年前に最後の氷河期が終わり、海面が上昇したことで、ケイマーダ・グランデ島はブラジル本土から切り離され、ヘビたちが島に取り残されたと考えられている。