きょうは東京都葛飾区から。

【「こち亀」イラスト使った葛飾区に複数の抗議 広報紙に迷彩柄のヘリ、編隊飛行…「戦争を想起させる」】

東京都葛飾区が広報紙に掲載した人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)のイラストに軍用ヘリコプターや自衛隊機のイメージが描かれ、「戦争を想起させる」などとする抗議が区に複数寄せられたことがわかった。区は「作品の世界観の延長だが、不快な思いをさせてしまったことは申し訳ない」と釈明している。 掲載は広報紙3月15日号の表紙。区が整備し同月22日にオープンした「こち亀記念館」をバックに、主人公の警察官・両津勘吉らキャラクターが収まる。その上空に、迷彩柄のヘリコプターから「両さんおめでとう」と書かれた垂れ幕がたなびく様子や、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」を想起させる絵が描かれている。 区が原作者の秋本治さんに描き下ろしを依頼。同じイラストは区が実施している「こち亀」のスタンプラリーの景品にも使われている。広報紙発行後「自衛隊機が飛ぶ中で、喜んでいる絵は広報にふさわしくない」「『非核平和都市』を宣言している区がやることではない」などの抗議がメールや封書などで区に複数届いているという。 区の担当者は「『こち亀』には軍服を着たキャラクターが登場することや、(2021年の)東京五輪で披露された『ブルーインパルス』の祝賀飛行から着想を得て描かれたと解釈している」と説明する一方、「不快な思いをされた方がいることは申し訳ない」と話している。 抗議文などを提出したのは、区民有志の団体「2025葛飾憲法集会実行委員会」や「かつしか人権ネット」。同ネットは「3月10日には各地で東京大空襲の追悼式典が行われた。その同じ時期に掲載した区は配慮に欠けていた」と指摘する。

(2025/5/27 東京新聞)

葛飾区が区内で配布している「広報かつしか」でこち亀記念館が亀有駅前にオープンしましたよと宣伝されていたのですが、そのためのイラストに迷彩柄のヘリコプターが書かれている事に頭のおかしい人達が噛みついたようです。