過去の悲しみと、失われた信仰

 アマンダさんの道のりは決して平坦なものではなかった。彼女がまだ17歳だった頃、最初の男の子を妊娠したが、妊娠18週で「ポッター症候群」と診断された。これは、赤ちゃんの腎臓が正常に発達しない、あるいは欠損することで起こる稀な疾患だ。肺の発育も妨げられ、顔つきや手足にも特徴的な変形が見られる。残念ながら、この病気は致死的であり、アマンダさんは最初の子供を失うという辛い経験をした。

「あの時の私は、『神様が私の息子を連れて行くなら、私も一緒に連れて行って!』とさえ思いました」と彼女は当時を振り返る。しかし、そうはならず、彼女は神に対して深い恨みと怒りを抱くようになった。さらに追い打ちをかけるように、「ポッター症候群は男の子に多いため、健康な男の子を授かるのは難しいだろう」と医師から告げられたという。

 その後、アマンダさんとカイルさんは二人の健康な女の子に恵まれた。母親になれた喜びはあったものの、アマンダさんの心は「怒り、痛み、混乱、そして苦しみで溺れそうだった」という。「神様がいないなんて疑ったことはありませんでした。ただ、私にあんな仕打ちをした神様とは、もう関わりたくなかったのです」と彼女は語る。しばらくの間、彼女は混乱した日々を送っていた。

【衝撃】エコー写真に「神の手」出現!? 祈りが起こした奇跡か、それとも…
(画像=イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)、『TOCANA』より 引用)