6月前後に、アユ釣りがほぼ全国で解禁します。約半年間のオフシーズン、待ちに待っていた解禁が間近となりました。アユの釣法はトモ釣り、鮎ルアー釣り、毛バリ釣り、コロガシ釣りなどがあるわけですが、近年脚光を浴びているのが鮎ルアー釣りです。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 松本釣具店店主 松本修)

鮎(アユ)ルアー釣りに向いている状況とあゆの種類を解説 小石のザラ瀬が最適?

鮎ルアー釣りは魅力がたくさん

トモ釣りのトップトーナメンターでも、鮎ルアー釣りをする人がいます。違う釣り方から学ぶことも多いのではないでしょうか。また、鮎ルアー釣りからトモ釣りを始めたという人もいます。

私はひと通りの釣りをやってきて、トモ釣りのキャリアは52年ですが、最近では、鮎ルアー釣りに、どっぷりはまってます。なぜかというと、短時間でも釣りが出来る、釣果がいい、荷物が少ない、仕掛けの用意がシンプル、ルアー釣りの攻めの釣りが楽しい。

これらのことは、今まで時間が取れなかった人も、近くに鮎ルアー釣りができる川があればすぐできると思います。1時間の釣りも可能です。

鮎(アユ)ルアー釣りに向いている状況とあゆの種類を解説 小石のザラ瀬が最適?鮎ルアーの様子(提供:週刊つりニュース関東版 松本釣具店店主 松本修)

さらに鮎ルアー釣りの機動力を活かして釣りをすると場所移動が楽なので、トモ釣りではそれほど感じることがなかった、アユが群れで移動するのがよくわかるようになりました。

数も釣れる

昨年は鮎ルアー釣り2年目で熱心に釣りをしたので、約1500尾を釣ることができました。

数釣ればいいというわけではありませんが、私のホームグラウンドの酒匂川では、「鮎ルアー釣りなら聞いてくれ」と言えるまでになりました。今シーズンは、もうそんなには釣らなくてもいいと感じています。その技術を皆さまと共有、またはともに教え合えればいいなと思ってます。

今回は鮎ルアー釣りをメインに、トモ釣りとの違いも説明します。アユのトモ釣りと鮎ルアー釣りは、似て非なるもの。それが私の考えです。釣法が変わると(トモ釣りと鮎ルアー釣り)、同じ釣り場で、近くで釣りを始めますと、喧嘩になってしまうこともあります。これは、ほかのアユの釣法にも言えること。そのため多くの漁業協同組合では、それぞれの釣り場を区切って各専用区域を設けています。ですから、トモ釣りと鮎ルアー釣りが同一エリアになる場合、トモ釣りの近くでは、鮎ルアー釣りは場所に余裕があれば、入らないことです。

鮎ルアーは種類も様々