
アルビレックス新潟やFC東京元監督であり、バルセロナ下部組織での指導経験を持つアルベル・プッチ・オルトネダ氏に、クロアチア1部ディナモ・ザグレブ入りの可能性が浮上。同クラブは2024年までMF金子拓郎とDF荻原拓也(いずれも現浦和レッズ)を擁していたほか、一時日本代表FW浅野拓磨(現RCDマジョルカ)の獲得に動いたとみられるだけに、再び日本人選手の獲得を狙うプランも考えられる。
ディナモ・ザグレブは2023/24シーズンまでクロアチア1部リーグ7連覇を成し遂げていたが、2024/25シーズンは2位という結果に。現地メディア『sportsport』はシーズン最終戦終了後の26日、同クラブの組織体制を特集しているが、これによると、サンフレッチェ広島OBのダリオ・ダバツ氏がSD辞任の意向を伝えるとのこと。クラブは後任としてアルベル氏の招へいを視野に入れているという。
また、クラブはリーグ優勝を逃したことを受けて、所属選手の給与を30%削減するとのこと。一部選手がこの方針に反対して退団に向かっているほか、トップチームのアナリストが突如解雇されるなど、クラブ内で大きな変化が起こっている模様。ファビオ・カンナバーロ監督が4月に解任され、サンドロ・ペルコビッチ氏がシーズン終了まで暫定的に指揮を執ったが、現時点で新監督は正式決定していない。
ザグレブSD辞任の可能性が報じられているダバツ氏は、2006年8月から2008年5月までミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもと広島でプレー。引退後は複数クラブで幹部を務めているが、イストラのSDとしてFW原大智(現京都サンガ)のクロアチア移籍を手掛けたほか、HNKシベニクSD時代にはMF新井晴樹(現サガン鳥栖)の獲得に成功。現地メディアのインタビューで、日本人選手の資質を高く評価するコメントを残していた。