こうしてみると確かに女性のマウンティングには、細かなタイプがあるとわかります。ではここから何が言えるのでしょうか?
マウンティングの分類から分かること

お茶の水女子大学の研究から、マウンティングにはさまざまな種類があり、大きく3つのタイプに分類できることが分かりました。
それぞれのタイプは、貞淑さ、自立、性的魅力と相反するものであり、すべてを兼ね備えるのは難しいでしょう。
そのため、ある部分では勝てるが違うところでは負けてしまう、膠着した三すくみの状態になることが考えられます。
例えば、貞淑さの観点では評価される「結婚し、家族がいる女性」は、自立という点では「家族の存在に縛られていて自由に暮らせない」と判断されることもあります。

相手にマウンティングされたと感じる一方、自分自身もその相手にマウンティングしていることもよくあるでしょう。
このようにして、女性同士のグループ内でマウンティングが繰り返されてしまうことが考えられます。
男性同士のマウンティングとの違い
当たり前ではあえりますが、女性同士だけではなく男性同士でもマウンティングは存在します。
男性によく見られるマウンティングは以下のような項目です。
- 職業上の成功
- 肉体や精神の強さ
- 独立心
これらは互いに矛盾しないことが一般的で、肉体や精神の強さを持ちながら、仕事で成功し、結果独立していくことが可能です。
有名な「俺、昨日1時間しか寝てなくてつらいわ~」というのも、「俺は寝ないで仕事しまくってるけど、お前らはどうなの?」という寝ないでも平気という肉体的な優位や、仕事がたくさんこなせるという職業上のマウントです。
なので女性のように相反する価値観同士で反発することなく、すぐに勝敗がつく傾向にあると言えるでしょう。