三重県・志摩沖でトンジギが絶好調。水深400〜700mのディープエリアで、300gジグを使ったビンチョウマグロ狙いが炸裂し、わずか2時間で2人11本の好釣果を記録した。ジグが沈まないほどの高活性に沸いた当日の様子を詳しくレポートする。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)
ビンナガ狙いのジギング釣行
三重県・志摩沖で、トンジギパーティーが開催されているとの情報をキャッチ。今シーズンは週末になると海が荒れ、なかなか満足のいく釣果が得られなかった。それだけにこんな大チャンスを逃すわけにはいかず、行くっきゃない。
釣行開始
4月12日の早朝から釣友のボートで志摩沖を目指した。ポイントの水深は400~700mで、風は風速5m。ボートも流れ、300gのジグで狙える絶好の条件だ。まずビンチョウ(ビンナガ)が回遊するであろう100m付近を探っていく。
10kgのビンナガヒット
ファーストヒットは開始から15分。釣友が50mのレンジでヒット。キャッチしたのは10kg前後のビンチョウ(ビンナガ)だ。そして、ここから怒とうのラッシュに突入。釣友のヒットから、この日のヒットレンジは浅いと判断。
70m程度までジグを沈め、40m付近までパシッヒラヒラ、パシッヒラヒラと跳ね上げては落とすのアクションをややスローテンポで行い、マグロの視覚を刺激する。
筆者にビンナガがヒット
すると、私にも待望の1匹目。ジグが60m付近を通過した際、ガンッと強烈にロッドが押さえ込まれた。横で釣友もロッドを曲げダブルヒット。

この状況で一番怖いのが走りまくるマグロを制御できず、釣り人同士のラインが絡むトラブル。ここは魚に主導権を与えぬよう、一気にドラグを強めに締め込んでゴリ巻きパワーファイトを開始。