Llama 4の可能性と課題
今回のLlama 4の進化は、順調なステップアップと見るべきか、それとも飛躍的なブレイクスルーと見るべきか。
「基本的には着実な進化の延長線上にあると考えられます。ただし、特にコンテキストサイズの拡大などは、他の有力なプレイヤーと比較しても目を見張るものがあります。Meta社は、GoogleやOpenAIといった競合他社としのぎを削る中で、独自の強みを発揮しようとしているのではないでしょうか」
巨大テック企業によるAI開発競争が激化するなか、Metaの持つ強みとは。
「Metaの強みは、Llamaモデルをオープンソースとして公開していることです。セキュリティを気にする企業に選ばれやすいのが一つ。そして、モデルの中身を実際に見ることができるため、さまざまなコミュニティが使用し、その知見を共有できるという点で独自のポジションを確立しています。これは他の大手AIプロバイダーとは異なるアプローチです」
今後のLlama 4の展開について、川崎氏は次のように締めくくった。
「現時点では、まさに“蓋を開けてみないとわからない”というのが正直なところです。今後、開発者コミュニティがLlama 4をどのように活用し、どのような新たな可能性を見出していくのか。Llama 4の真価は、これから実際に企業や開発者の手に渡り、さまざまなユースケースで試される中で徐々に明らかになっていくでしょう」
(文=加藤純平/ライター、協力=Laboro.AI)
提供元・Business Journal
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