■「最も狭い幅員」の長さに衝撃

件の道路は、今からちょうど60年前の1965年(昭和40年)1月20日に市道認定、および供用開始となった。

横断歩道と鳥居が共存している経緯について、中央区土木センターの担当者は「それ以前は藤崎八幡宮様において参道として管理されておりましたが、車両の乗入れが増加するなど公道としての利用度が高まっていきました。そのため、前年の1964年(昭和39年)に藤崎八幡宮様と『大鳥居等はそのまま存置する』という契約を交わし、1965年からは市道として本市で道路の維持管理を行っております」と、説明している。

左折レーンが極端に狭くなった道路だが、果たして「数値」で見た場合、最も狭い部分ではどれほどの幅員が確保できているのだろうか。

まず、一番右側の車線(国道3号線から参道へ左折して進入)は3.1m、その左隣の車線(鳥居内にある、参道へ直進)は2.6m、さらにその左隣の車線(鳥居内にある、直進・右折レーン)は2.5m、そして一番左側の左折レーンは、なんとわずか2.1mと判明したのだ。

車両走行時の注意点について、担当者は「徐行するなど、安全運転に努めて頂きたいです」と、コメントしている。