そうこうしているうちに、緩かった流れが早く動き出したその瞬間、再び強烈なアタリが手元に伝わったと同時に高さのあるジャンプが見えた!これだからこの釣りは止められない。

最後まで猛烈に抵抗したが、何とかランディングし、55cmの見事なシーバスをキャッチし、この日の釣りを終了した。約3~4時間の釣りではあったが、狙いが的中し、最高に面白い釣りができたことに満足だ。

村田川デイシーバスゲームで55cm本命キャッチ【千葉】潮の動き出しでヒット村田川で55cmのシーバスを手中(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

 

潮、濁り、ポイントを考える

この日の釣りを振り返ると、ベイトそこ少なかったが、前日の大雨で濁りが強く、明るい日中でも警戒心が薄くなっていたのが良かった。長潮でトロトロとした流れだったが、排水溝の流れに助けられ、潮の流れが速くなるわずかな時間に最良のポイントに入れたことが釣果に繋がった。

このように、ただベイトを追いかけ、ひたすら回遊を待つだけではデイゲームはなかなか釣れない。特に陸っぱりは釣りができる場所が限られることが多い。なので、まずは基本通り、濁りや潮、流れなどを考えたポイント選択から始めることが重要だ。

そうすれば今回の釣行のように、日中の短時間でも良型のシーバスに出会える確率は上がる。ルアーやタックルなどは、その後から考えても遅くはない。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>