③ マンドレイク(マンドラゴラ)

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ヨーロッパ発祥の伝説的植物ですが、日本でも観賞用として流通しているため注意が必要です。

特に根の形が「人間そっくり」と言われており、引き抜くと悲鳴を上げ、聞いた者が死ぬという伝説まで。

含まれる成分は幻覚作用を引き起こすアルカロイド系。

かつて海外の若者が観賞用の葉を煎じて飲み、錯乱状態で緊急搬送されたという事例も。

④ ジギタリス(キツネノテブクロ)

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鮮やかなピンクや紫の花が人気のジギタリスですが、こちらもまた毒草。

心臓の筋肉に作用する成分を含み、過剰摂取すると心拍数が乱れ、最悪の場合は心停止に至ることも。

観賞用として庭に植えている家庭もあるため、特に小さなお子さんやペットがいる場合は要注意。

花や葉に触れた手を口に運んでしまうだけで、命に関わるケースもあります。

⑤ ストリキニーネ樹(マチン)

東南アジア原産のこの木は、日本ではあまり知られていませんが、知る人ぞ知る “ 猛毒の木 ” 。

果実や種子に「ストリキニーネ」という毒が含まれ、神経を強く刺激し、けいれんや呼吸困難を引き起こします。

この植物は、強力な神経毒が含まれています。

わずか数ミリグラムでも摂取すると、筋肉のけいれん、痙攣、最終的には呼吸困難により死に至る危険性があります。

実話:

19世紀ヨーロッパでは、この毒が暗殺や処刑に使われたとされる記録が複数残されています。現代においても、東南アジアやアフリカの一部地域では誤って摂取した子どもが命を落とす事故が続いており、その危険性は今も変わっていません。毒性の強さから、専門家ですら「制御不能」と語るほどで、決して軽視できない存在です。