理想の未来を描いているとき、人は実際に前向きな自己を一時的に“体験”しているのです。

あるいは、感謝の手紙を書くことで、頭の中で相手との絆を再構築し、脳内で“つながり”の感覚が再活性化するとも言われています。

しかも、この方法は特別な機器やセラピストを必要とせず、誰でも今日から始められる心理トレーニングです。

落ち込んだとき、未来が不安になったときに、ノートを広げて、自分の中にある想いを言葉にしてみるのもいいかもしれません。

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参考文献

Positive expressive writing consistently improves well-being, but not all techniques are created equal
https://phys.org/news/2025-05-positive-techniques-equal.html

元論文

Positive expressive writing interventions, subjective health and wellbeing in non-clinical populations: A systematic review
https://doi.org/10.1371/journal.pone.0308928

ライター

千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。

編集者

ナゾロジー 編集部