宇宙で“進化”する微生物たち
このような宇宙適応型の細菌が発見されたのは今回が初めてではない。たとえば2018年には、国際宇宙ステーション(ISS)内のトイレから4種類の新種の抗生物質耐性菌が発見されており、それぞれが独自の進化を遂げていた。
宇宙という環境は、重力の欠如、強い宇宙線、酸素や栄養の制限など、微生物にとって過酷そのものだが、逆に言えばその環境が地球では見られない進化や遺伝子変化を促す温床ともなっているのだ。

(画像=イメージ画像 generated using QWEN CHAT,『TOCANA』より 引用)
宇宙ミッションと“バクテリアリスク”の未来
今回発見された「N. tiangongensis」が人間にとって有害かどうかはまだ不明だが、研究チームはこの細菌を通じて宇宙における微生物の管理・制御方法を深く理解し、将来的には宇宙飛行士の健康を守るための対策につなげたいとしている。
誰も気に留めなかった細菌が、宇宙開発のカギを握っているのかもしれない。
提供元・TOCANA
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