備蓄米が放出される前に「コメの収穫は報じられているほどなかったのでは?」という推論は成り立ちにくくなりました。小泉氏の手腕に期待したいところではありますが果たしてどうでしょうか?
石破首相が突っかかっている問題は消費税の財務省、年金の厚労省、コメの農水省でどれも各省庁の立場が強く押し出され、政府がそれを突破できる力がないともいえます。ここにいずれ判明するアメリカとの関税交渉が思惑通りに行かなければ全滅に近い状態と言えます。
参議院選に向けて石破政権への逆風はより厳しいものになる中、自民党の反石破派=主流派は放置プレーの状態を続けるとみています。仮に石破氏が降りた場合、誰が首相になるのか想像しにくいですが、仮に与野党が混戦状態にあり、政権が混とんとするなら経験者の岸田氏が順当だと思います。高市氏に人気があるのは十分承知していますが、今、保守本流が主導できる体制が自民にも世論にもないと思います。世論の敵は中国ではなく、財務省など省庁なのです。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年5月22日の記事より転載させていただきました。