青い日南の海を見ながらモアイ像を始めとする芸術作品を見ることができるサンメッセ日南。日南ドライブの際には是非立ち寄ってみたいスポットです。
都井岬
サンメッセ日南からさらに1時間ほど南に車を走らせました。やってきたのは都井(とい)岬。
宮崎空港からは車で2時間弱。夕方の飛行機に間に合うかどうか気になりましたが、会社のメンバーから「何とかなる!」と言われてここまでやってきました。宮崎県の最南端。岬好きな私が以前からずっと来てみたかった最果ての地です。
都井岬灯台はやや背の低い灯台ですが、標高240メートルの高台に位置しています。九州では唯一の登ることができる灯台なんですが、今回は時間の都合で登らず遠くから拝むだけにします。
いつものひとり旅なら最果ての地に来たということだけで満足なんですが、今回は同行者がいます。岬はいいけどほかに何かがないとつまらないと言われてしまいます。この都井岬にはほかの岬にはない魅力があるのです。
それは馬がいること!馬が放牧されていますよ、というだけではなく、ここでは100頭あまりの半野生の馬が生活しているのです。
御崎馬と呼ばれるこの馬はもともとは江戸時代に高鍋藩の秋月家が軍用馬を放牧したのが始まりです。もともとあまり人為的に管理しない状態で飼われていたため半野生化して現在に至っています。
日本の馬の中で牧場や動物園で飼われていない馬は御崎馬だけであり、国の天然記念物に指定されています。

もとは乗用馬であり脚が細いのが特徴。斜面の多い場所でも器用に立つことができます。

こんな斜面の上にも登ることができる健脚の持ち主です。
都井岬に入る際には道路は馬が逃げていかないようにゲートあって、400円の入園料を払って岬に入っていくのですが、管理人から「道路に馬が出ることがあるから気をつけてくださいね~」と言われました。いやぁでも馬は野生だし警戒心強いだろうからそんな車になんて近づかないだろう、と思ってたんですが