夫が黙った理由と、義母の本心

(画像=『FUNDO』より引用)
帰り道、私は義母にお礼を言いました。
「助けてくださって、ありがとうございます。私、ひとりかと思って…」
すると義母は笑いながら、こう言ってくれました。
「私だって若い頃、同じように義父にいろいろ言われたの。
でもね、何も言い返せなかった自分にずっと後悔してたのよ。
だから、あなたにはそうなってほしくなかったの」
その言葉を聞いた瞬間、涙が止まりませんでした。
ちなみに、夫があのとき何も言えなかった理由──
帰宅後、こっそり「ごめん、俺、母さんが言ってくれるって思ってた」と耳打ちしてきたのです。
ちょっと情けないけれど、義母の存在がどれほど頼もしかったか、夫もちゃんとわかっていたようです。